玉ねぎを庭に植えてはいけない理由…気になっていませんか?
「家庭菜園で玉ねぎを育てたいけど、庭だと失敗するの?」
「スーパーの玉ねぎを植えるのはアリ?」
そんな悩みを抱えているなら要注意です。
実は、玉ねぎは栽培方法を間違えると病害虫を招いたり、相性の悪い野菜にまで悪影響を与える厄介な野菜なのです。
特に芽が出た玉ねぎを植えるとどうなるのか、植える時期や冬越しの注意点、プランター栽培のコツまで知らずに育てると、大失敗することも…。
この記事では、玉ねぎの適切な栽培期間や肥料の時期、家庭菜園で成功するポイントまで、初心者にもわかりやすく解説します。
読むだけで、安心して美味しい玉ねぎが育てられる未来が手に入りますよ!

- 玉ねぎを庭に植えてはいけない理由やリスクが理解できる
- 玉ねぎと相性の悪い野菜や避けるべき組み合わせがわかる
- 玉ねぎの正しい栽培方法や適した育て方が身につく
- 玉ねぎを家庭菜園やプランターで成功させるコツが学べる
玉ねぎを庭に植えてはいけない理由と適切な栽培方法
- 玉ねぎを庭に植えると起こる問題点
- 玉ねぎの栽培に適した場所とは
- 庭の土壌が玉ねぎ栽培に向かない理由
- スーパーの玉ねぎを植える際の注意点
- 芽が出た玉ねぎを植えるとどうなる?
- 玉ねぎと相性の悪い野菜との関係
- 玉ねぎの最適な植える時期と条件
- 玉ねぎの家庭菜園での成功ポイント
- プランター栽培で玉ねぎを育てるコツ
- 玉ねぎの肥料の与え方と適切な時期
- 玉ねぎの冬越し対策と注意点
- 玉ねぎの栽培期間と収穫のタイミング
玉ねぎを庭に植えると起こる問題点
お庭で野菜を育てるのは楽しいですが、玉ねぎを植えるときは、ちょっと注意が必要です。
すくすく育ってくれるように見えて、実はデリケートな一面もあるからです。
他の野菜への影響
玉ねぎは、特有の病気や害虫に悩まされることがあります。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 害虫:ネギハモグリバエ、アザミウマ類
- 病気:べと病
これらの病害虫は、玉ねぎだけでなく、お庭の他の野菜たちにも被害を広げてしまうことがあるのです。
例えば、アブラムシやアザミウマ(スリップス)が、お隣の葉物野菜に移ったり、べと病がキャベツなどのアブラナ科の植物にうつってしまったり…。
そうならないためにも、玉ねぎは、他の野菜とは少し離れた場所で育てるのがおすすめです。
独特な臭い
玉ねぎが病気で腐ってしまうと、とても強烈な臭いが発生することがあります。
これは、メチルメルカプタンなどの成分が原因です。
特に軟腐病にかかると、玉ねぎの中身が溶けて、強烈な臭いを放ちます。
ご近所の方々との関係もありますから、気を付けたいポイントです。
土との相性
玉ねぎは、水はけの良い土を好みます。
もしお庭の土がジメジメしていると、根が腐ってしまい、うまく育たないことがあります。
また、同じ場所で何度も玉ねぎを育てると、土の中に玉ねぎ特有の病原菌が増えてしまうことがあります。
病気 | 特徴 |
---|---|
白色疫病など | 一度発生すると、その場所では数年間、玉ねぎが育ちにくくなる。土の中で病原菌が生き残ってしまう |
このようなことから、玉ねぎをお庭に植えるときは、病害虫や土の状態に気を配り、適切な輪作を行うことが大切です。
初めて玉ねぎを育てる方は、特に注意してあげてください。



玉ねぎの栽培に適した場所とは


玉ねぎが元気に育つためには、どんな場所で育ててあげるかがとても大切です。
玉ねぎが喜ぶ場所を選んで、おいしい玉ねぎを育てましょう。
玉ねぎが喜ぶ場所の条件
玉ねぎは、お日様がたっぷり当たり、風通しが良く、水はけの良い場所が大好きです。
- 日当たり:玉ねぎは、1日に6〜8時間以上、お日様が当たる場所で育てましょう。たっぷり日光を浴びることで、玉ねぎは大きく育ちます。
- 風通し:風通しが良いと、病気を予防することができます。
- 水はけ:水はけが悪いと、根が腐ってしまうことがあります。水はけの良い土を選んだり、少し高畝(盛り土)にしたりして、水が溜まらないように工夫しましょう。
- 土の性質(pH): 玉ねぎは、酸性すぎる土が苦手です。pH6.0〜7.0(弱酸性〜中性)の土が理想的です。植える前に苦土石灰(くどせっかい)などを混ぜて、土のpHを調整してあげると安心です。
- 土の種類:ふかふかとした肥沃な土(ローム)を好みます。堆肥などを混ぜ込んで栄養のある土にしてあげましょう。
お庭で育てるときの注意点
お庭の土は、玉ねぎにとっては少し合わないことがあります。
例えば、花壇や芝生の土は、水持ちを良くするために、水もちが良い土を使っていたり、腐葉土(ふようど)が多くて酸性になっていたりすることがあります。
そのため、できれば、玉ねぎ専用の菜園スペースを作ってあげるのがおすすめです。
また、庭木の根元や、建物の陰になる場所は避けましょう。
プランター栽培という選択肢
もし、畑を用意するのが難しい場合は、大きめのプランター(深さ25cm以上がおすすめ)で育てることもできます。
プランターを使うと、玉ねぎに合った土を準備しやすく、水はけも良くできるため、栽培がしやすいです。
プランターの大きさは、少なくとも1ガロン(約3.8リットル)以上のものを選びましょう。
これにより、玉ねぎの根が十分に広がるスペースを確保できます。
まとめると、「日当たり良好・水はけ良好・弱酸性の肥沃な土」が、玉ねぎにとって最高の場所です。



庭の土壌が玉ねぎ栽培に向かない理由
お庭の土でそのまま玉ねぎを育てるのは、実はちょっと難しいことがあります。
ここでは、その理由を詳しく見ていきましょう。
土の酸性度と栄養
日本の庭の土は、雨が多い影響で酸性になっていることが多いです。
玉ねぎは酸性の土が苦手で、根がうまく伸びず、栄養を吸収できなくなってしまいます。
そこで、石灰(苦土石灰(くどせっかい)や消石灰(しょうせっかい)など)をまいて、土を弱酸性〜中性(pH6.0~7.0)に近づけてあげる必要があります。
植え付けの2週間くらい前に、1平方メートルあたり100~150gの苦土石灰を土によく混ぜておくと良いでしょう。
また、庭の土は栄養が不足していることもあります。
玉ねぎは、たくさんの栄養を必要とする野菜なので、肥料をしっかり与えることが大切です。
特に、窒素(ちっそ)は葉を大きく育てるために必要な栄養素です。
葉がたくさんあれば、光合成をたくさんして、大きな玉ねぎに育ちます。
肥料の種類
肥料の種類 | 特徴 | 使うタイミング |
---|---|---|
有機肥料 | 堆肥(たいひ)、鶏糞(けいふん)、油かすなど。土をふかふかにする効果もあります。 | 元肥(もとごえ:植え付け前に土に混ぜる肥料) |
化成肥料 | 窒素、リン酸、カリウムがバランスよく含まれていて、すぐに効果が出ます。 | 元肥、追肥(ついひ:成長の途中で追加する肥料。玉ねぎの場合は不要な場合が多い) |
玉ねぎ専用肥料 | 初心者の方でも使いやすく、必要な栄養がバランスよく入っています。 | 元肥、追肥(必要に応じて) |
庭の土を玉ねぎが育ちやすい土にするには、植え付けの2〜3週間前までに、堆肥や肥料を混ぜ込み、酸性度を調整することが大切です。
水はけの問題
庭の土が粘土質(ねんどしつ)だったり、踏み固められていたりすると、水はけが悪く、玉ねぎが腐ってしまうことがあります。
水はけが悪いと、土の中の酸素が不足して、根がうまく働かなくなってしまうのです。
【水はけを良くする方法】
- 堆肥や腐葉土を混ぜる: 土がふかふかになり、水はけが良くなります。
- 高めの畝(うね)を作る(15~20cm程度): 水が溜まりにくくなります。
- 粘土質の土には砂や軽石を混ぜる: 水はけが改善されます。
このように、庭の土は、酸性度、栄養、水はけの点で、玉ねぎに合わないことがあります。
玉ねぎを元気に育てるためには、植え付け前にしっかりと土を改良することが大切です。
自分の庭の土の状態を知るために、土壌テストキット(ホームセンター等で数百円で手に入ります)を使ってみるのもおすすめです。



スーパーの玉ねぎを植える際の注意点


お料理に使おうと思っていた玉ねぎから芽が出てきたら、「植えたら育つのかな?」と思うかもしれません。
しかし、スーパーで売っている玉ねぎ(食用)を植えても、新しい玉ねぎを収穫するのは難しいです。
なぜスーパーの玉ねぎは育ちにくい?
- 成長が止まっている:
玉ねぎは収穫された時点で成長が終わっています。植え直しても、以前のように大きくはなりません。 - 発芽抑制剤(はつがよくせいざい)の影響:
市販の玉ねぎには、芽が出るのを抑える薬(発芽抑制剤)が使われている場合があり、うまく芽が出ないか、出ても弱い芽になることがあります。 - 栄養不足:
スーパーの玉ねぎは、乾燥・貯蔵されている間に水分や栄養を使い果たしています。そのため、植えても根がつきにくく、腐ってしまうこともあります。また、残っている栄養も新しい植物を育てるには不十分な場合が多いです。 - 品種の問題:
スーパーで売られている玉ねぎは、食用に最適化された品種であり、必ずしも栽培用に適していない場合があります。 - 保存状態:
長期保存や不適切な保存条件により、玉ねぎの活力が低下している可能性があります。。
【葉玉ねぎとしては楽しめる】
スーパーの玉ねぎから出た芽は、成長すると葉玉ねぎ(はたまねぎ)として食べることができます。
ただし、玉ねぎ自体の美味しさは落ちています。
家庭菜園なら苗やセット球から
家庭菜園で玉ねぎを育てたいなら、最初から苗(なえ:玉ねぎの幼苗)やセット球(たねきゅう:小さい球状の種球)を植えるのがおすすめです。
その方が確実に玉ねぎが収穫でき、病気にもなりにくいです。



芽が出た玉ねぎを植えるとどうなる?
芽が出た玉ねぎを庭に植えると、どうなると思いますか?
実は、新しい玉ねぎができるわけではありません。
芽が出た玉ねぎのその後
芽が出た玉ねぎを植えると、春になると茎(くき)が伸びて、先端に丸いネギ坊主(ねぎぼうず:玉ねぎの花)を咲かせます。
これは、玉ねぎが種を作ろうとしている状態です。
土の中の玉ねぎは、分球(ぶんきゅう:玉ねぎがいくつかに分かれること) します。
元の玉ねぎは、エネルギーを使い果たしながら、小さな玉ねぎに分かれていきます。
食べられる部分と活用方法
分球した小さな玉ねぎや、伸びた葉は食べることができます。
- 葉玉ねぎとして: 伸びた葉は、ネギのように薬味として使えます。
- 小さな新玉ねぎ: 分球した小さな玉ねぎは、新玉ねぎのような甘さがあります。
葉玉ねぎには、ビタミンCやβカロテン、葉酸(ようさん)などの栄養が豊富に含まれています。
まとめると、芽が出た玉ねぎを植えても、大きな玉ねぎはできません。
家庭菜園で玉ねぎを収穫したい場合は、最初から苗や種から育てましょう。



玉ねぎと相性の悪い野菜との関係


家庭菜園で玉ねぎを育てるとき、一緒に植える野菜の組み合わせはとても大切です。
野菜には相性があり、良い組み合わせだと、お互いに成長を助け合ったり、害虫を遠ざけたりします。
これをコンパニオンプランツ(共生植物) といいます。
玉ねぎと相性が悪い野菜
- マメ科の野菜:エンドウ豆、インゲン豆、ソラマメなど。玉ねぎの近くに植えると、豆の成長が悪くなることがあります。
- 葉物野菜:キャベツは玉ねぎなどネギ類と近くで育てると、結球(丸いキャベツ玉を巻くこと)が不十分になりやすいという報告があります。
- 根菜類:ダイコンは、ネギ科と一緒に育てると「叉根(またね)」(根が二股以上に分かれて形が悪くなる現象)を起こしやすいとされています。
玉ねぎと相性が良い野菜(コンパニオンプランツ)
- ニンジン:お互いの害虫を遠ざけるとされています。
- カモミール:玉ねぎの害虫を予防し、風味を良くすると言われています。
- トマト、ナス:これらの野菜と混植することで害虫予防になると言われています。
- イチゴ:アブラムシを寄せ付けない効果があると言われています。
混植(こんしょく)のポイント
一緒に植えるときは、同じ畝(うね)に複数の野菜を混ぜて植える「混植」や、一定期間だけ異なる作物を一緒に栽培する「間作」という方法があります。
相性の悪い組み合わせを避けることが、家庭菜園での失敗を減らすコツです。
玉ねぎの近くには、マメ科の野菜を植えないようにしましょう。



玉ねぎの最適な植える時期と条件
玉ねぎ栽培で植え付け時期を守ることは、とても大切です。
玉ねぎは種まきから収穫まで約6~7か月以上かかる長期間栽培の野菜だからです。
地域と品種で異なる植え付け時期
玉ねぎの植え付け時期は、大きく分けて秋まきと春まきがあり、地域や品種によって適した時期が異なります。
- 秋まき(本州など):9月頃に種をまき、11月頃に苗を植え、5~6月に収穫します。
- 春まき(北海道など):3月上旬に種をまき、5月上旬に苗を植え、夏~秋に収穫します。
- 品種による違い:早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)など、品種によって植え付け・収穫時期が少しずつずれます。
良い苗の選び方
良い苗を選ぶことも、玉ねぎ栽培成功のポイントです。
- 大きさ: 葉が4枚程度、草丈(くさたけ:草の高さ)20~25cm、根元の太さが直径5~8mm(鉛筆くらい)が目安です。
- 太すぎる苗、小さすぎる苗はNG:
- 太すぎる苗は、冬の寒さで花芽ができやすく(とう立ち)、春にネギ坊主が出やすくなります。
- 小さすぎる苗は、冬の寒さで枯れてしまうことがあります。
玉ねぎは冷涼な気候を好む野菜で、暑さには弱い性質があります。
発芽適温(はつがてきおん:発芽しやすい温度)は15~20℃です。
生育適温は15~20℃で、25℃を超えると生育が抑制されます。
植え付け時期を守ることが、美味しい玉ねぎを収穫するための第一歩です。
種や苗の袋に書かれている説明をよく読んで、お住まいの地域や品種に合った時期に植えましょう。



玉ねぎの家庭菜園での成功ポイント


お庭で玉ねぎを育てるのって、ちょっとドキドキしますよね。
でも大丈夫です! これから、おいしい玉ねぎを育てるための秘訣を、一緒に見ていきましょう!
玉ねぎが喜ぶ土作り
玉ねぎは、ふかふかの土が大好き! 植え付けの2~3週間前から、土作りの準備を始めましょう。
- 堆肥(たいひ): 土に栄養をたっぷり与えて、ふかふかにしてくれます。完熟堆肥(かんじゅくたいひ)を使いましょう。
- 石灰(せっかい)または苦土石灰(くどせっかい): 土の酸性度を調整して、玉ねぎが育ちやすい環境を作ります。
- 化成肥料(かせいひりょう): 玉ねぎが大きくなるための栄養です。ゆっくり効くタイプ(緩効性)を選びましょう。
これらの材料を、畑に混ぜ込んで、玉ねぎのための「ふかふかベッド」を作ってあげましょう!
黒マルチで楽々栽培
黒マルチ(黒いビニール)を畝(うね:野菜を植えるために細長く土を盛り上げた所)に張ると、こんな良いことがあります。
- 雑草が生えにくくなる!
- 土の温度を保ってくれる!
- 冬の寒さや乾燥から苗を守ってくれる!
植え付けは「浅植え」がコツ!
苗を植えるときは、深すぎないように注意!
「浅植え」がポイントです。
- 指で穴をあけて、苗をまっすぐ入れます。
- 白い茎の部分が、半分くらい地上に出るように植えます。
- 根元に土を寄せて、苗が倒れないように支えます。
- たっぷりと水をあげて、苗と土をなじませます。
深植えにすると、玉ねぎが変な形になったり、大きくならなかったりすることがあります。
追肥(ついひ)で栄養補給
玉ねぎは、肥料が切れると元気がなくなるので、追肥も忘れずに!
- 1回目: 植え付けから1か月後くらい。
- 2回目: 2月下旬~3月上旬頃。
【注意】
3月下旬以降は追肥をしないようにしましょう。
ただし、生育状況を見て判断することが大切です。
肥料が多すぎると、玉ねぎが腐りやすくなります。
その他のお世話
- 雑草取り: 雑草が生えてきたら、こまめに取り除きましょう。
- ネギ坊主(ねぎぼうず): 春先にネギ坊主(花)が出てきたら、早めに摘み取りましょう。
- 病害虫(びょうがいちゅう)対策:葉をよく観察し、害虫や病気の初期症状を見つけたら早めに対処しましょう。
- 水やり:乾燥に弱いので、土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。特に玉の肥大期(4月頃)は水分管理が重要です。
初めての方は、苗から育てるのが簡単でおすすめです!
ホームセンターなどで、玉ねぎの苗や便利な資材がたくさん売っているので、ぜひ活用してみてくださいね。



プランター栽培で玉ねぎを育てるコツ


お庭がなくても大丈夫!
プランターを使えば、ベランダでも美味しい玉ねぎが育てられます。
さっそく、その秘訣を見ていきましょう!
プランター選びはここがポイント!
玉ねぎが元気に育つためには、プランター選びが大切です。
- 深さ: 25~30cm以上ある深めのプランターを選びましょう。玉ねぎは根を深く張るので、深い方がのびのび育ちます。
- 幅: 幅が60cm以上あると、複数の株をゆったり植えられます。
根菜用の深型プランターがおすすめです。
土作りも大切!
美味しい玉ねぎを育てるには、土作りも手を抜けません。
- 鉢底石(はちぞこいし): プランターの底に敷いて、水はけを良くします。
- 培養土(ばいようど): 市販の野菜用培養土を使うのが簡単でおすすめです。
もし自分で土をブレンドする場合は、玉ねぎは酸性の土が苦手なので、石灰(せっかい)または苦土石灰(くどせっかい)を混ぜて、pH(ペーハー)を6.0~7.0くらいに調整しましょう
植え付けのコツは「浅植え」
苗を植えるときは、間隔と深さに注意しましょう。
- 間隔: 小さめのプランターなら1列に、幅広のプランターならジグザグに2列で植えましょう。株と株の間は12~15cmくらい空けます。
- 深さ: 苗の白い部分が少し見えるくらいの「浅植え」にします。
- 時期: 地域によって異なりますが、一般的に本州では11月中旬~12月中旬頃が適期です。北海道など寒冷地では春植えが一般的です。
追肥(ついひ)で栄養補給
肥料は、玉ねぎの成長を助ける大切な栄養です。
- 元肥(もとごえ): 植え付け時に、ゆっくり効くタイプの肥料(緩効性肥料)を土に混ぜておきます。
- 追肥: 2月頃と3月頃の2回に分けて追肥をします。プランター栽培は、肥料切れしやすいので、葉の色が薄くなってきたら追肥のサインです。
水やりは控えめに
水やりは、土の表面が乾いてから、たっぷりと与えましょう。
玉ねぎは、ジメジメした環境が苦手なので、水のやりすぎには注意です。
特に冬は、水やりを控えめにしましょう。
ただし、春先からは生育が盛んになるので、土が乾燥しないよう注意深く水やりをしましょう。
収穫を楽しもう!
プランターで育てた玉ねぎは、葉が7~8割ほど倒れたら収穫の合図です。
早めに収穫して、葉玉ねぎとして食べるのもおすすめです。
病害虫(びょうがいちゅう)対策も忘れずに
プランター栽培は、比較的害虫の被害が少ないですが、アブラムシなどには注意しましょう。
見つけたら、早めに対処することが大切です。 風通しを良くして、病気を予防しましょう。
品種は育てやすい早生(わせ)品種がおすすめです。
日当たりの良い場所で育てましょう。



玉ねぎの肥料の与え方と最適な時期
美味しい玉ねぎを育てるには、肥料の与え方がとっても大切。
肥料って、玉ねぎにとってのご飯みたいなものなんです。
適切なタイミングで、必要な量をあげることが、美味しい玉ねぎへの近道!
なぜ肥料が必要なの?
玉ねぎは、植え付けから収穫まで、約半年もかけてゆっくり育ちます。
その間、ずっと元気でいてもらうためには、途中で栄養補給が必要なんです。
肥料が足りないと、元気がなくなったり、病気になりやすくなったりすることも…。
肥料の種類と使い分け
肥料には、大きく分けて2つの種類があります。
- 有機肥料(ゆうきひりょう): 堆肥(たいひ)や鶏糞(けいふん)など、自然のものから作られた肥料です。ゆっくり長く効いて、土も元気にしてくれます。
- 化成肥料(かせいひりょう): 化学的に作られた肥料で、すぐに効果が出ます。
最近では、植え付け時に一度与えるだけでOKな「一発肥料」という便利なものもあります。
肥料の与え方:2つのステップ
- 元肥(もとごえ): 植え付けの2~3週間前に、堆肥と苦土石灰(くどせっかい)を畑に混ぜ込みます。化成肥料は植え付けの1週間前までに混ぜ込むようにしましょう。これで、土の準備はバッチリ!
- 追肥(ついひ): 玉ねぎの成長に合わせて、肥料を追加します。
- 1回目: 2月下旬~3月上旬頃(葉が伸び始める時期)
- 2回目: 地域によっては、1回目の2~3週間後にもう一度行います。ただし、生育状況を見て判断してください。
追肥は窒素分を含む化成肥料を少量与えることが一般的ですが、多すぎると病気や腐敗につながるため注意が必要です。
【ポイント】
品種や地域によって、追肥のタイミングが少し違うので、種や苗の袋の説明をよく読んでくださいね。
肥料の与えすぎは禁物です!
肥料、特に窒素肥料(ちっそひりょう)が多すぎると、玉ねぎが病気になりやすくなります。



玉ねぎの冬越し対策と注意点


秋に植えた玉ねぎは、小さな苗のまま冬を迎えます。
「寒くないかな?」「何かしてあげた方がいいのかな?」と心配になるかもしれませんが、実は、玉ねぎは寒さに強いので、基本的には特別なことは必要ありません。
玉ねぎは寒さに強い!
玉ねぎは、氷点下になっても耐えられるくらい、寒さに強い野菜です。
適切な時期に植えられた苗なら、特別な防寒をしなくても、冬を越すことができます。
過保護は逆効果!?
むしろ、暖かくしすぎると、春になってからネギ坊主(ねぎぼうず:花)が出やすくなったり、玉ねぎが分かれてしまうことがあります。
基本は「見守る」ことが大切です。
地域によっては注意が必要なことも
土が凍る地域では、霜柱(しもばしら)で苗が持ち上がり、根が乾燥して枯れてしまうことがあります。
【対策】
- 黒マルチ(黒いビニールシート)を張る
- 畝(うね)にワラやもみ殻を敷く
- 霜で苗が浮いたら、優しく押さえて土に戻す
雪が少ない寒い地域では、不織布(ふしょくふ)やビニールでトンネルを作って保温することもあります。
ただし、日中は換気をして、苗が間延びしないように注意しましょう。
雪が多い地域では、雪が玉ねぎを守ってくれるので、特別な対策は必要ありません。
ただし、雪解け後に水がたまらないように、水はけを良くしておきましょう。
暖冬の年は、葉が茂りすぎて寒さに弱くなることがあるので、注意が必要です。
必要に応じて葉先を軽く切り、生育をコントロールしましょう。
【その他】
- 土寄せ(株元に土を寄せること)も、霜対策になります。
- 防虫ネットは、防寒、風よけ、雪よけにもなります。
- 冬の間は、基本的に肥料は必要ありません。
- ただし、極端な低温や長期の凍結が予想される場合は、追加の保護対策を検討する必要があります。地域の気候条件や予報を確認し、適切な対応を取りましょう。



玉ねぎの栽培期間と収穫のタイミング
玉ねぎの栽培期間は、品種や植え方によって違いますが、秋植えの場合は、植え付けから約半年~7ヶ月で収穫できます。
11月に苗を植えたら、翌年の5月中旬~下旬頃が収穫の時期になります。
収穫のタイミングは葉で見分ける!
玉ねぎが収穫できるかどうかは、葉っぱの状態を見ればわかります。
- 葉が倒れ始める: 玉ねぎが成熟すると、葉の付け根が柔らかくなって倒れてきます。
- 7~8割の葉が倒れる: 畑全体の7~8割の葉が倒れたら、収穫の合図です!
葉が青々としているうちは、まだ玉ねぎが成長中なので、収穫はもう少し待ちましょう。
品種によって収穫時期が違う
玉ねぎには、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)の3つの種類があります。
- 早生品種: 4月中旬から収穫できるものもあります。
- 中生品種: 5月~6月下旬頃に収穫します。
- 晩生品種: 5月中旬~7月中旬頃に収穫します。
家庭菜園初心者さんには、栽培期間が短い早生品種がおすすめですが、地域の気候に適した品種を選ぶことも重要です。
収穫の方法と注意点
- 天気: 晴れの日が2~3日続いた後、土が乾いているときに収穫しましょう。
- 抜き方: 葉が倒れている玉ねぎの株元を持って、引き抜きます。
- 土落とし: 根についた土を軽く落とします。
- 葉を切る場合: 葉を切る場合は、20cmほど残しましょう。
収穫後の乾燥と保存
収穫した玉ねぎは、畑で半日~1日ほど乾かすか、風通しの良い日陰で乾燥させます。
その後、数個ずつ葉を束ねて、雨の当たらない場所に吊るして保存すると長持ちします。
または、葉を切って網かごなどに入れて保存することもできます。
【長期保存のコツ】
- しっかり乾燥: 収穫後すぐに乾燥させることが大切です。
- 風通しの良い場所: 風通しが良く、日の当たらない場所で保存しましょう。
- 定期的なチェック: 保存中は定期的に玉ねぎの状態をチェックし、傷んだものは早めに取り除きましょう。



玉ねぎを庭に植えてはいけない理由と栽培方法「まとめ」
最後にこの記事の重要ポイントをまとめます。
【玉ねぎは庭に植えてはいけない理由と育て方の重要ポイント】
- 玉ねぎは特有の病害虫が発生しやすく他の野菜にも被害が広がる
- 腐敗すると強烈な臭いを発し近隣トラブルの原因になる
- 水はけが悪い庭土では根腐れしやすく育たない
- 酸性土壌が多い庭では玉ねぎの生育不良を起こしやすい
- スーパーの玉ねぎは発芽抑制剤が使われている場合がある
- 芽が出た玉ねぎを植えても大玉にはならず分球しやすい
- マメ科やダイコン、キャベツなど相性の悪い野菜と混植すると育ちにくい
- 秋まきなら11月頃までに苗を植え付けるのが適期
- 良い苗は太すぎず細すぎず、草丈20~25cmが目安
- 浅植えを徹底し、深植えすると形が悪くなる
- 追肥は2月頃まで、やりすぎると腐敗の原因になる
- 冬越しは黒マルチやワラを使い霜害対策を行う
- 収穫の目安は葉が7~8割倒れたタイミング
- プランター栽培の場合は深さ25cm以上の容器を使う
玉ねぎは育てやすそうに見えて、庭の環境によっては失敗しやすい野菜です。
病害虫や土壌環境に気を付け、正しい育て方を意識することで、おいしい玉ねぎを収穫できます。